製品 |
コード番号 |
容量 |
価格(¥) |
HS-C11-Carboxybetaine |
ZI 001-m11-0.2 |
200mg |
81,000 |
MW=291.50 |
ZI 001-m11-0.5 |
500mg |
142,000 |
|
ZI 001-m11-1 |
1g |
224,000 |
HS-(CH2)m-N(+)(CH3)2-CH2-COO(-)
構造のバリエーション
m=6, 10, 11, 16
性状:黄〜オレンジ色、個体
純度:>95% (1H NMR)
カルボキシベタイン末端のSAM (ZI 003-m11) を金基板上に形成し、レクチンアレーを固定化する事により、糖鎖プロファイリングなどバイオセンサー用途に利用する事が可能です(Carboxybetaine
Modified Interface for Electrochemical Glycoprofiling of Antibodies Isolated
from Human Serum,
Langmuir,
2015, 31, 7148-7157)。
表面増強ラマン分光法(surface-enhanced Raman scattering
, SERS)によるバイオセンシングにおいて、SERSシグナルが非特異的なタンパク質の吸着の干渉を受けやすい為、吸着防止能を持ち、尚且つラマンの感度を弱めないように設計された分子をセンサー表面のバックグラウンドに使用する事が重要となります。鎖長の短いN,N-dimethyl
cysteamine-carboxybetaine thiol (ZI 001-m2) はBSAの吸着を防ぐ吸着防止能事がある事が確認されており、、フラクトースに対するプローブである4-marcaptophenylboronic
acid(4-MPBA)と混合SAMを形成させ、SERSによるフラクトースセンサーが報告されております (Stealth Surface Modification
of Surface-Enhanced Raman Scattering Substrates for Sensitive and Accurate
Detection in Protein Solutions,
ACS Nano,
2015, 9 (3), 2668?2676)。
Prof Shaoyiのグループはカルボキシベタインをベースにしたトリブロックコポリマーで、血漿(無希釈)からの非特異的なタンパク質の吸着を防ぎ、更に生体分子を固定化させる手法を報告しています(Simple
and Robust Approach for Passivating and Functionalizing Surfaces for Use
in Complex Media,
Langmuir 2012, 28, 9707?9713,
2016)。
製品 |
コード番号 |
容量 |
価格(¥) |
HS-C11-SulfoBetaine |
ZI 002-m11-0.2 |
200mg |
95,000 |
MW=390.04 |
ZI 002-m11-0.5 |
500mg |
156,000 |
|
ZI 002-m11-1 |
1g |
238,000 |
HS-(CH2)m-N(+)(CH3)2-(CH2)3-SO3(-)
構造のバリエーション
m = 6, 10, 11, 16
性状:オフホワイト個体
純度:>95% (1H NMR and MS)
スルホベタインメチルアクリレートは親水性の双性イオンコポリマーで、Bengani-Lutzと共同研究者達は水滴を使用した接触角が29 +/_
3 度であると報告しています (ACS Appl. Mater. Interfaces, 2017)。
製品 |
コード番号 |
容量 |
価格(¥) |
HS-C11-EG4-
Carboxybetaine |
ZI 003-m11.n4-0.1 |
100mg |
107,000 |
MW=438.65 |
ZI 003-m11.n4-0.2 |
200mg |
159,000 |
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ZI 003-m11.n4-0.5 |
500mg |
281,000 |
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ZI 003-m11.n4-1 |
1g |
480,000 |
HS-(CH2)m-(EG)n-N(+)(CH3)2-CH2-COO(-)
構造のバリエーション
m =
10, 11,
16 ; n =
2,
3, 4,
6,
性状:黄色油状
純度:>95% (
1H NMR and MS)
双性イオンとPEGを持つチオールは高い付着防止能を持つSAMビルディングブロックとして知られています。 Akash Gupta の研究グループで発表されたように金ナノ粒子に対して高いコロイド安定性を付与し、体液の中でもタンパク質の非特異的結合を抑制します。カルボキシベタイン末端はタンパク質やポリペプチドなどの高分子との結合をサポートし、又、当該分子構造で修飾されたナノ粒子はフリーズドライなどの処理に対しても強い抵抗力を示し機能化する能力を失わず、Ultra-stable
Biofunctionalizable Gold Nanoparticles,
ACS Appl. Mater. Interfaces,
2016, 8, 14096 -14101として紹介されています。
*金ナノ粒子バージョンもございます。